
湯治とは
「自分のからだとこころを見つめ直す静かな時間」
湯治とは、日本古来からある心身の養生法です。
温泉は自然の循環の賜物であり、その温泉に身を浸すこと、
そしてそこに身を委ね、ふぅっと息をつくことで今の自身を整えなおすことは、忙しい現代社会においても取り入れやすい、
とてもシンプルな養生法といえるのではないでしょうか。
目に見えない疲れや鎧を脱ぎ捨て、過剰を手放し、
ただ、あるがままの自分を眺める。
疲れたからだもこころも温泉に浸してリセットすることで、
自分を再点検し、扱い直すこと(リ・トリート)が、現代の湯治であると考えます。
私たちは、日本古来の養生法「湯治」を、
「自分のからだとこころを見つめ直す静かな時間」と定義し、
「温泉・入浴」「食」「運動」「睡眠」を湯治の大切なエレメントとして様々なプロジェクトを展開しています。

事業内容
What we offer

02
暮らしのコンテンツ
充実した湯治ライフスタイルを送っていただくため、
「温泉」「食」「運動」などに関する
さまざまなプログラムをご用意しています。
心身の健康増進にご活用いただけるとともに、
かつての湯治場もそうであったように、
プログラム参加者同士の交流を通じて、
多様な生き方や価値観を理解し合い共生する、
関係構築にも重きを置いています。
・湯治カウンセリングや入浴指導
・季節に応じた腸活ワークショップ
・自力整体、ヨガレッスン など

05
温泉データの蓄積・分析
湯治チェックアップ等を通じて蓄積したデータを多角的に分析し、温泉入浴がもたらす傾向やファクトを導きます。事業者や企業のニーズに応じてカスタマイズした調査・分析も可能です。それぞれの温泉が持つ個性を可視化することで、マーケティング、プロモーション観点からの温泉の利活用を促進します。

06
産業開発
データ分析から得た科学的根拠をもとに、さまざまな企業とコラボレーションし、温泉を活用した新商品開発・新サービス開発などに取り組んでいます。有限の地球資源である温泉を多角的に、また、無駄なく最大限に活用し、そこで新たに生まれた産業により人々のライフスタイルがさらに豊かになる好循環を目指しています。
07
地域活性化
湯治ぐらしは常に地域とともにある存在でありたいと願っています。
全国に3000か所もあると言われる温泉地の中には、
過疎化、高齢化、宿泊者の減少、旅館の廃業などに
直面しているところも少なくありません。
私たちの独自の強みや専門性を活かし、
温泉地の事業者や温泉関連で起業を志す方へのサポート、
地域の若者のネットワーク、新たな地域資源の掘り起こしなど、
さまざまな観点で温泉地の地域活性化に貢献できるように努めています。


まちづくり・地域づくりをサポート
温泉地・自治体向け
コンサルティング
温泉地や自治体向けに、温泉を活用したまちづくり、 観光施策、政策提言等を行なっています。その土地特有の温泉の個性を磨き上げ、価値を付加することで、魅力的なまちづくりの提案を行います。

地域の事業者を応援
高付加価値化
コンサルティング
当社の「湯治チェックアップ」サービスの導入により、各温泉施設が持つ温泉の個性を可視化し、高付加価値な目的来訪を創出するためのサポートをしています。

地域課題の解決を応援
共創イノベーション
地域プレイヤー×企業からのワーケーション参加者による共創イノベーション会議を実施しています。異なる視点や専門性が交じり合うことにより、地域の新たな可能性の発見や地域課題の解決策を導きます。

地域課題解決に繋がるツアー
ローカルツアー企画
減少しつつある共同浴場をサステナブルに
守り続けるため、「共同浴場の掃除体験
ツアー」のようなレスポンシブルツーリズ
ムや、「共同浴場の入浴体験ツアー」のよ
うな関係人口増加を目的とした現地ツアー
を企画・造成しています。

地域のチャレンジを応援
チャレンジショップ
温泉地からさまざまなスモールビジネスが
源泉かけ流しのように生まれる未来を描き、湯治宿の一角をリノベーションし、1か月単位で事業トライアルができるスペース
「スクランブルベップ」を運営しています。

地域の大学生による
温泉インカレ
別府市にある3つの大学から有志を募り、
「温泉インカレ」を組成。地域の大学生が
主導で温泉に関連したさまざまなイベント
やプロジェクトを企画し、地域と学生の
架け橋になってくれています。
会社概要
Company Profile
ご挨拶
初めまして、湯治ぐらし代表の菅野静です。
日本古来のからだとこころの養生法である「湯治」を世界の新しいライフスタイルへ。
そう掲げて、暮らしに湯治を取り入れた“湯治ぐらし”を立ち上げたのは、
2019年のことでした。
かつて、広告代理店、地方創生コンサルティング会社で勤務していた私は、
仕事が大好きで楽しくはあったものの、毎日激務に追われていました。
頭もいっぱいで肩もぱんぱん、タスクも山盛り・・・
そんな中で、訪れた温泉地で「湯治」という言葉に出会います。
休みが取れたらすぐに温泉に向かってしまうあの時の私は、
温泉や水の流れのように、身体もこころも、ナチュラルに柔らかく、
戻したかったのかもしれません。
激務で寝不足、食事もおろそかだったオン時間とは180度違って、
温泉地では、どこにも出かけず、ただ温泉に浸かり、本を読み、
ぐっすりと寝ていたり、太陽とともに起きたり。
しっかり食べて、また眠る。持ってきた仕事もはかどってさくっと終わる。
何度も温泉に浸かっているこの過ごし方は、自ずと私らしいリズムを取り戻すようでした。
そしてまた、頑張れるチカラを取り戻していく。
身体だけじゃなくて、心だって湯治したいんだ。
人間らしいリズムが必要なんだ。そう感じました。

湯治ぐらし株式会社代表 菅野 静
また、湯治場では学びが多くありました。
例えば、湯治宿に設けられた自炊室では、食事づくりとは自分の身体とこころのためと知り、
たまたま温泉で居合わせたバックグラウンドの異なる方と他愛ない話をすることで、見知らぬ世界を知りました。
抱きしめたくても抱きしめられないほどの温泉の柔軟さ。
じゃあ一体じぶんは、どんなに柔軟でないのだろうかという対比も。
「自分の身体やこころに耳を澄ませること」「知らない世界と接点を持つこと」
「私たちはひとりではないこと」「がんばりすぎたあとの温泉の気持ちよさ」 「あるがままでよいこと」「柔軟なこころ」など、
ありとあらゆる、生きるためのあたりまえを温泉から教わった気がします。

Outline
会社名
代表者
所在地
設立
事業内容
湯治ぐらし株式会社
代表取締役 菅野静
〒874-0840
大分県別府市大字鶴見401番地の1
2023年4月26日
シェアハウス事業、暮らしのコンテンツ事業、湯治リトリート宿泊事業、コンサルティング事業、温泉に関わる企画・制作・プロデュース・開発・管理
今の時代は、仕事も食も生き方も、大変クイックな時代だと考えます。
しかしながら、ひとびとの心や身体は元来、自然由来であり、時間もかかります。
そして湯治場で学んだいくつもの教えは、現代に通じる、いまを生きる私たちの暮らしやしごと、
社会に重要なエレメントが多くあると感じます。
温泉という自然から学び、あるがまま自分らしくいられる社会を子供たちに残すために、
温泉や温泉を守ってきたひと・こと・もの・歴史に感謝しながら、温泉と湯治の可能性を引き出し、また次世代へつなげていきたい。
そう考えて、湯治ぐらしは、湯治を世界の新しいライフスタイルへと仕組みづくりに
努めて参りたいと考えています。
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